静岡アートギャラリー『
世界の絵本がやってきた』に行ってきた。
絵本はいいね。モラルやロマンを感じて心を育てる原点だった様に想う。
古くに絵本が盛んだったのが、イランやチェコとか、社会的・政治的に安定しない国で、
素晴らしい作品が作り出されてい事にも驚いた。
社会情勢が不安定な時にこそ子供達の未来と夢を育てようと、
大人が立ち上がりだす背景もあったようで、
その想いが名作となって今もなおベストセラーとなっている様です。
その作品の個性もさることながら、
それぞれの国の地理的・文化的背景から作品に映し出された
きわめて多彩で豊かな絵本の世界を感じる事が出来きた。
こうした世界各国の特有の表現、あるいは意外な共通点がとても楽しかった。
『原画を見る際にいろいろな想像をしてみてください』とプログラムに書いてあった。
素晴らしい案内文だと想った。
絵本には素敵なドラマがある。
自分が好きでフェイバリットにしている絵本のストーリーをちょっとだけ・・・。
あとは想像して、気になる人は購入して読んでください(笑)。
■鳥になりたい byハン・ビョンホ
翼があればいいな。高いところにも行けるし、大海を渡ることも出来る。
遠くに旅する事も出来る。でも休憩するときは、少し寂しいだろあうなぁ。
雨の日・・・雪の日はもっと困るけど、一番怖いのはネコだね。
やっぱり今夜はネコになりたいね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
■黒鉛筆と赤鉛筆 byアリ・セザ・ゴンドゥジャン
あるところに、黒鉛筆と赤鉛筆がいました。
黒鉛筆は朝から晩までつまらない話ばかり書いて読み聞かせ、
赤鉛筆を怒らせます。
一方の赤鉛筆は、考えてばかりで何も書きません。
黒鉛筆は書き続けてどんどん短くなっていきます。
しかしある日、赤鉛筆は白ネズミにさらわれ、
ついに一行も書かないままかじられなくなってしまいました・・・・・・・。
想像してください。