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ブルース日和 :風に吹かれて、転がって、虹の彼方へ・・・

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2006年 02月 24日

いまでも万年筆を買う

 気に入っている万年筆のペン先が割れ気味で字が太くなってしまう。
筆圧が強い事もあって、インクもにじみ気味、メンテナンスしようと想ったが、
久しぶりに、万年筆を買う事にした。
 以前から、万年筆を買うのならこの店だと決めていた所に行った。
ご主人が対応してくれた。
『 どんな字をお書きになるんでしょうか・・・、ちょっとお書きになって下さい。 』
便箋と万年筆を差し出されたのでサラサラと何も考えずに書いてみた・・・。
文房具屋さんでペンを買うとき決まってテスト書きするが
『 ありがとう・・・ 』 『 春・夏・秋・冬・・・ 』 『 名前・・ 』
ここでもこれを書いた。
ご主人は何か分かったかの様に、一本の万年筆をガラス・ケースの中から取り出して
『 これで、書いてみてください・・・ 』
渡されテスト書きをする・・・。 
『 書きやすい・・・ 』
『 では、これもどうぞ。 』
『 あ、もっと書きやすい・・・ 』
『 では、これは・・・  どうぞ。 』
『 ん・・これは違うな・・・ 』

つまり字の形の取り方や筆圧、書き癖、インクの流量の好みなどを瞬時に察知して
フィーリングに合った万年筆をどんどん進めてくれる。
最終的には 『 これでしょ・・・ 』 と言って差し出した万年筆。
あらゆる条件が正しくボクに合う、素晴らしい万年筆だった。
 それからボクがめっぽう弱いセールス・トーク
『 ペン先に異常があったら修理に出してください。それをやればこの万年筆は一生モノです・・。 』
アフターでお付き合いが出来る、一生モノ、これで落ちる。

高級でもなんでもない、ごく普通のオーソドックスな普及品だ。
 それよりもご主人に最適の万年筆を選んでもらう快感を楽しんだ。
次はその時のボクが書いている字のサンプルを持参して来よう。
何年後かな・・・。
いまでも万年筆を買う_e0014905_0381991.jpg


by hilaling | 2006-02-24 23:35 | ■なごみのセンテンス


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