六本木ヒルズに行ったのは、
展望台に登るでも無く、ショッピングでも無く、
ル・コルビュジェ展を観る為だったのです。
彼を知って日は浅く、掻い摘んだ事しか知りませんでした。
この展覧会で彼を想う存分吸収できたお陰で、
ますます彼とその作品にメロメロです。
だって彼は建築家でありながら、
多くの絵画や彫刻や家具を創作した
多くの才能を表現したアーティストだったのです。
見所は沢山ありましたが、その中でも
原寸大のアトリエを再現した空間は、
彼の創造世界への入り口の様なもので、
午前中は絵画や彫刻制作にいそしみ、
午後になると建築の仕事のため事務所へ向うまでの
半日を費やしていた場所。
ここはインスピレーションの源泉であり、
自己を探求する場だったと、彼が言っている。
才能ある男の仕事場を見ているのは
全く飽きないし、時間が足りないくらいだ。
それと彼の建築作品の原寸大に再現した
模型の中に入る事も出来るのです。
彼の家具や椅子や作品がある空間を
その空間の中で体感できるなんて、
感激ですよ。
9月24日までやってるんですよ。
是非観に行って頂きたい。
来場者に20代の女性が多かったのには驚いたな・・・。
美大生でしょうか?
建築家を目指しているのでしょうか?
とにかく彼の事をリスペクトしている建築家の卵が
沢山いてくれる事はとても嬉しいことです。
■森美術館 ル・コルビュジェ展 建築とアート、その創造の軌跡