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ブルース日和 :風に吹かれて、転がって、虹の彼方へ・・・

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2006年 11月 14日

ひらく / OPEN

 『 ジョン・レノン・スーパーライヴ 』 と平行してオノ・ヨーコさんの展覧会があるこ事を
yukolonita さんから紹介して頂き、早速個展に行ってきた。

場所は表参道 『 ギャラリー360°』 

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 ※個展の詳細はこちらです。

この「OPEN/ひらけ」というコンセプトは、『 コミュニケーションを可能にし、過去の痛みを記念するとともにその痛みを処理して、癒しや回復へと向う手助けとなるように考えられたものです。』

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 ジョン・レノン・スーパーライヴでオノ・ヨーコを見る事ができた感激の渦中、ヨーコさんの個展がある事をしり、これは何とかして行かなければと予定を思案していた矢先にジョアン・ジルベルト・ライヴのお誘いを頂いた。
最近は急な予定が唐突にやってくる。それもビックな物ばかりが。
だからみんな引き受けると言うか、嬉しくて飛び付く勢いでのっている。
で、そこで大変なのがスケジュール調整。思案した結果ジョアン・ジルベルト・ライヴの日にギャラリー360°へ寄ると言うスケジュールで決定した。
まあ、いつも出たとこ勝負でインプロビゼーション的(即興)な人生なので、
さほど問題無いけど、あとで疲れはドット来るんだよね・・・こんな生活は・・・(笑)。

yukoさんが言っていた通り素敵な空間だった。
ビルの2階のワンフロアーをギャラリーにした作りで、ドアの写真の通りギャラリーの中も白で統一され『イマジン』のビデオ・クリップのイメージとオーバーラップする空間はヨーコさんの個展にはピッタリだと想った。
これぐらいのコンパクトなギャラリー空間であれば、自分でも将来的にやってみたいと想った。
ギャラリー360°の空間プラス、カウンターでコーヒー。
そこに音楽があればなおさら良いけど、ギャラリーを楽しむ空間としてはどうなんだろ・・・。
ん・・・・難しいな・・・。
ダダリさんの様にコレクションは無い、と言うかプロの作品よりも地元アマチュアの為のギャラリーで楽しみたい。音楽で言うライヴ・ハウス的なギャラリーにしたらどうだろう・・・。
なんて事をギャラリーを出て表参道から原宿を歩きながら妄想していた、楽しかったなぁ・・・。

オノ・ヨーコさんの個展の話に戻すと、彼女は73歳なんですね。
この年齢まで現役でクリエイティブな活動をして、個展をするのはなかなか出来ない事だと想います。
だって身近な73歳はパーフェクトな”おばあさん”ですよ・・・、それも無敵な。
ヨーコさんの場合ボランティアな活動や仕事をやっているから若いんだろうね。
そのお陰でここ数年この時期にはジョン・レノン名義のCDやDVD、映画の作品が毎年発表されていて、これだけでもかなりの仕事量だと想うんだよね。
ジョンの死後もオノ・ヨーコさんのお陰でジョンを楽しめる事はありがたい事だと想う。
ジョン・レノン・ミュージアムも日本にあって、毎年オノ・ヨーコ主催のライヴ・イベントもある。
世界的にみてもヨーコさんのお陰でジョンを楽しめる事ができるよね、日本は。
 でも以前はヨーコさんに違和感を感じていた時もあったんですよ。
ビートルズ後期の写真集をみると必ず笑わないヨーコさんがいるわけで、
3人のビートルとはまったく別空間の2人が存在している写真は、その写真の状況よりも
『何?この2人は・・・』みたいな感じでそこだけがリアルに目立って見えるしね。
尋常じゃないほどジョンはヨーコにメロメロで、♪いつも”オノ”にベッタリで~と、『カム・トゥゲザー』でジョンは歌い、平和活動をやりだす分けです。
ジョン・レノンはど~しちゃったの?オノ・ヨーコって何者?
世界中が感じてたと想う。
でも結果的にオノ・ヨーコが日本人で良かった。
ジョン・レノン・スーパー・ライブ/武道館の帰り道でsoukichiさんが
『キリストでも解決できない事を解決できるジョンの魂が日本にあるんだよ・・・・』
って言ったのはあらためて納得したな・・・。
人種や年齢や宗教を超えて人々を結びつける魂と歌がある。
じゃ、最後にこれを聴こう。

独り言を書き過ぎた・・・。これで終わる。

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【表参道でオノ・ヨーコさんの新作インスタレーション】
ひらく / OPEN_e0014905_23443831.jpgオノ・ヨーコさんによる新作展が11月6日より、表参道「ギャラリー360°」(港区南青山5、TEL 03-3406-5823)で開催されている。
 故ジョン・レノンの妻で、前衛芸術家としても知られるオノさんは、自身の提案で2001年から始めたチャリティーコンサート「ジョン・レノン・スーパーライブ」のために来日したばかり。新作となる今回のインスタレーションでは、真っ白な空間に、オノさんらしいシンプルなメッセージを散りばめた。
 作品タイトルは「OPEN/ひらけ」。会場に入ると視界に入るのは、ともに東京周辺を示した、約100年前の地図と現在の地図。二つの壁に、向かい合うように貼られた過去、現在の地図からは、驚くほどの変化がうかがえる。オノさんは、会場を訪れた人が地図上に「跡」を残せるように、「REMEMBER」「WAKE」「I LOVE YOU」などのメッセージを刻んだスタンプを用意した。スタンプには、「OPEN」「ひらけ」の文字もある。

 オノさんは今年に入り、独ベルリンなどの都市でも、同様のインスタレーションを行っている。開催される都市によってその周辺の地図を貼り出し、訪れた人が自由にスタンプを押す。この作品には、都市の通りや広場を、人間の体に流れる血液や血管とリンクさせるオノさんの意見が反映されているという。タイトルにもなっている「OPEN」のメッセージからは、過去の痛みを刻み付け、開放へと向かわせようとするオノさんの思いが伝わる。
 また今回は、この作品と平行して2つの新作も公開された。36分割した地図のかけらを一つ一つ小さな木箱に入れた作品は、木箱を持つ人が集まると、再び大きな地図ができるというもの。鈴を入れたステンレス製のトリック・ボックスには、「06.Oct. 9」の文字を刻印し、かつてオノさんがジョン・レノンの名を漢字に置き換えた書「如雲玲音」にちなみ、「如雲玲音箱(ジョン・レノン・ボックス)」と名付けた。
 会場には、オノさんが来場者に向けて残したメッセージボードが置かれている。「『OPEN/ひらけ』についての考えをお書き下さい」と書かれたボードには、表参道という場所柄、英語やフランス語のコメントも目立つ。中にはオノさん自らのメッセージも残されている。インスタレーションは同25日まで(入場無料)。日曜・祝日は休廊。

GALLERY 360°  2006年11月08日23時59分



【オノ・ヨーコの作品展「ひらけ」オープン】

ひらく / OPEN_e0014905_23465999.jpg【PJニュース 11月07日】- パンの香りのする階段をあがった。ギャラリーの「CLOSED」のカードのあるドアが見えた。待つ事10分。ドアはJust 12:00「OPEN」した。
 オノ・ヨーコさんのコンセプチュアル・アート作品展「OPEN/ひらけ」が表参道の「ギャラリー360°」で11月6日、オープンした。白一色の会場に入ると、壁に東京の1900年代初頭の大きな地図が2枚と、現在の地図が2枚展示されている。その下に英語と日本語の「OPEN」「ひらく」「I love You」「Remember」などのゴム印が置かれている。観客は、新旧の地図にスタンプを押して行く事が出来る。別の壁のパネルには、「OPEN/ひらけ」に対する観客の考えを書き込む事が出来る。つまり、観客参加型のヨーコさんの新作インスタレーションである。そして「OPEN/ひらけ」を皆で完成するために呼びかけている。
 この作品のコンセプトは、都市の広場や通りは、人体の皮膚の下を走る静脈や血管のようなものと考えるヨーコさんの意見が反映されている。「ひらけ」ということは、コミュニケーションを可能にし、過去の痛みの記念を処理して癒して、回復ヘ向かう手助けになるよう考えられたものである。
 ヨーコさんが1966年、ロンドンでジョン・レノンと出会ったのも、ギャラリーだった。いまなお、ギャラリー活動するヨーコさんの、アートのひらめきは衰えていない。展示作品の中に銀色の小さなボックスがある。そのボックスをオープンすると小さな「鈴」が2個入っている。それだけだが、「鈴」はジョンとヨーコだそうだ。ヨーコさんはジョン・レノンの日本名を「除雲鈴音」と付けていた。「鈴音」がボックスの中で響いているのだ。
 他に過去に発表した作品で、2002年の作品FROM MY WINDOW/Salem1692は、赤いハガキボックスの中に数十枚の写真があり、最初の写真は、セーラムに伝わる魔女狩りの絵画、一枚ずつめくって行くと,真ん中にヨーコさんの顔がディゾルブしてだんだん現れて来る。最後に魔女ヨーコさんが登場する仕掛けだ。ビートルズを解散させたヨーコさんと当時避難されたが、それに対するインスタレーションアートである。
 1992-2001「縱の記憶」と題した同じく青いカードボックスに入った作品がある。男の奇妙にブローアップした写真が一枚、めくるとヨーコさんの手描きのメッセージ、この繰り返しのカードが数十枚入っている。写真はヨーコさんの父とジョンとショーンをインクルードしてメタモフォゼしたもの、つまり、男を象徴している。ヨーコさんのメッセージは、例えば、「父」初めて父に会うために、客船に乗って、サンフランシスコに着いた時、私は、二歳半だった。父は船上にまで来て母にキスして、父を見上げている私を見た。とある。「縱の記憶」の縱とは男の事だそうだ。男は縦に見ることだ。
 会場で自由に画けるメッセージボードにヨーコさんは「ひらけと云われても、なかなか開けられない部分が、まだ私の中にあるのですし、でも、人生は長いから、いずれは、、、、、オノ・ヨーコ」とあった。その横に私は、「OPEN 99%」と書いた。
 今回の来日以降、ヨーコさんの予定は、来年アイスランドのレイキャビックに平和の塔Peace Towerの建立落成を、ジョンの誕生日の10月9日に計画して、進行中である。ヨーコさんのアートはますます盛んですと、ギャラリーの菅谷さんは語っていた。今上天皇と同期で学習院に学んだ、深窓のヨーコさんの強さの秘密は何であろうか。そのヒストリーに興味は尽きないが、たぶん、たぐいまれなる、自信Be full of Confidenceだと思う。ギャラリーの階段を降りた時、白い光がまばゆい気がした。

 “都のヨーコ、New Yorkのヨーコ、ヨーコ……..”【了】

■関連情報
ギャラリー360° 11/6-25(12:00-19:00)休祭日休み
03-3406-5823
http://www.360.co.jp


by hilaling | 2006-11-14 23:59 | ■John&yoko /Beatles


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